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「腸内フローラ」が心臓病や認知症に関連?(「バクテロイデス」)

病気予防の最前線 第2回 「腸内フローラ」が“意外な病気”に関係:
ワールドビジネスサテライト(WBS)2019年5月9日(木)放送:
テレビ東京ビジネスオンデマンド
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/feature/post_176829/

「腸内フローラ」
大腸などにいる、1000種類・100兆個以上の腸内細菌の集まりのこと。
これが心臓病や認知症に関連している?

バクテロイデスと心臓病(動脈硬化)

<インタビュー>
神戸大学 医学部 循環器内科
山下 智也 准教授

「バクテロイデス」
殆どの人の大腸にいる腸内細菌の一種であるが、この割合が
健康な人:27%
心臓病患者:18%

であることが研究で明らかになった。

なぜ?
冠動脈疾患(心臓病)は動脈硬化が原因で発症する。
動脈硬化には炎症が関係しているが、バクテロイデスはその炎症をかなり抑制出来る。

動脈硬化の原因は、LPSという炎症物質。
これにより血管の壁が炎症を起こし、動脈硬化が進行する。→最終的には心筋梗塞。

しかしバクテロイデスが増加すると、LPSが減少する。
→動脈硬化の進行を抑えて心筋梗塞を予防
マウス実験では、口からバクテロイデスを入れると動脈硬化が約3割減少した。

バクテロイデスの腸内細菌製剤を作り患者が飲める環境を達成するための研究を現在進めている。

バクテロイデスは日々の生活の中で増やせる?

ヒト腸管モデル(大腸内の環境を模して、人間の腸内細菌叢(細菌の集まり)を保持できる装置。大腸と同じ環境で1,000種類以上の腸内環境の割合まで再現。)では、
レジスタントスターチの投入により、バクテロイデスが2倍以上に増加した。

「レジスタントスターチ」
パン・米・パスタなどに含まれるでんぷんの一部。小腸で消化されにくく大腸まで届く。
→大腸にいるバクテロイデスのエサとなり、その量が増加すると考えられる。

温かいご飯にも含まれているが、ご飯を冷ますと、
他のデンプンがレジスタントスターチに変化しするため量が増加する。
(室内で1時間冷ました場合で 約1.5倍 )
→おにぎりなど冷ました状態で食べることが効率的な摂取方法。

また野菜などに含まれる食物繊維も、バクテロイデスを増やすと考えられているため、
レジスタントスターチと同様に食物繊維の多い野菜などをしっかりと摂ると、結果として心臓病の予防になりうる。

バクテロイデスと認知症

また、最新研究でバクテロイデスが認知症予防にも繋がってくることが分かってきた。

<インタビュー>国立長寿医療研究センター もの忘れセンター
佐治 直樹 医師

の調査結果(計128人)によると、
バクテロイデスの割合が、
健康な人:30.4%
認知症患者:20.4%

と、認知症患者の方が10%ほど低かった。

バクテロイデスと認知症の関係は?
バクテロイデスが減少すると、 腸内で何らかの物質(まだはっきり分かっていない)が増え、それが血管を通り脳に影響を与え、脳が委縮する認知症を引き起こすという仮説が考えられる。
詳しいメカニズムが分かれば、将来の認知症予防につながる可能性がある。

事前に腸内細菌を調べる事で、病気のリスクが分かり予防につながる可能性もある。

<参考URL>
・国立長寿医療研究センター もの忘れセンター
http://www.ncgg.go.jp/monowasure/

・「 健康食品 」の安全性・有効性情報:「 難消化性でんぷん、レジスタントスターチ 」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail716lite.html

・病気予防の最前線 第2回 「腸内フローラ」が“意外な病気”に関係:ワールドビジネスサテライト(WBS)2019年5月9日(木)放送:
テレビ東京ビジネスオンデマンド https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/feature/post_176829/
※WBSはParaviでも視聴出来ます。(月額:税抜925円)https://www.paravi.jp/title/18749

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